スピード違反を取り締まる「オービス」は、運転する上で無視できない存在。その中でも近年注目されているのが「半固定式オービス」です。従来のオービスとどう違うのか?その特徴と対策について詳しく見ていきましょう。
半固定式オービスとは?
半固定式オービスとは、「移動式オービス」と「固定式オービス」の中間」に位置するスピード違反取締装置のことです。
通常、オービスには大きく3種類あります:
- 固定式オービス:道路に埋め込まれたり、ガードレールに設置されたりする“完全据え置き型”
- 移動式オービス:三脚に設置され、短期間だけ設置してすぐに移動できるタイプ
- 半固定式オービス:車両や地面に「設置はされているが、比較的容易に移動・再設置が可能な装置」

特徴1:設置場所が長期だが「完全固定」ではない
半固定式は、たとえば道路の脇に設置された箱型装置や、コンテナ型の車両に内蔵された形で設置されており、数週間〜数ヶ月単位で同じ場所にあることが多いです。しかし、状況に応じて再配置や移動が可能で、ドライバーにとっては「次にどこに現れるかわからない」という緊張感があります。
特徴2:従来のレーダー探知機では反応しないことも
一部の半固定式オービスは、レーザー(LiDAR)式や撮影中心の非レーダー式を採用しており、従来のレーダー探知機が反応しない可能性があります。そのため、知らずにスピード違反を検出されるケースも。最新の探知機や情報アプリの活用が重要です。
特徴3:設置場所は生活道路や幹線道路の一角など
半固定式オービスは、生活道路や通学路、または事故が多発している区間などに重点的に設置される傾向があります。これは交通安全意識の高まりや、従来の固定式オービスではカバーしきれないエリアへの対応を目的としています。
ドライバーが気をつけるべきポイント
- 標識を見落とさない:半固定式であっても、予告標識や注意喚起の看板が出ている場合が多いため、注意して確認しましょう。
- 制限速度を守る:最も効果的な対策は、当たり前ですが「速度を出しすぎない」ことです。
- 最新の情報をチェック:設置場所の情報は交通情報アプリやSNSで共有されることも。運転前のチェックが有効です。
まとめ
半固定式オービスは、予測しにくく、取り締まりの精度も高い新世代のオービスです。今後さらに普及する可能性があるため、ドライバーは正しい知識を持ち、安全運転を心がけることが大切です。
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